血液内科について

息切れやふらつきなど、ありふれた症状にも血液の病気は隠れています。軽い貧血や白血球が増えているなど検診で見つかっていても、大きな病院の受診をためらわれている方もいらっしゃいます。そうした方もお気軽にご相談ください。また、院長は抗がん剤や放射線治療を受けられた患者さんの長期的な合併症管理の専門外来をがん診療拠点病院で行っております。がん治療を受けられている方や治療後の方の慢性疾患の管理も対応させていただきます。既に他の医療機関で血液疾患と診断されている方の外来通院も病気によっては対応可能ですが、その際には主治医を通じて事前にご相談をお願い致します。

貧血について

厚生労働省による「令和元年国民健康・栄養調査報告」によると、男性の約10%、女性の約13%と10人に1人に貧血があるとされています。貧血により息切れや倦怠感、めまいに加えて爪の変化や異食症(氷を食べるなど)などの多彩な症状が出現します。貧血の状態が持続すると心臓に負担がかかり、むくみが出現することもあります。
若年女性では鉄分の不足が貧血の原因であることが多く、治療には鉄剤の内服が用いられます。血液検査によりフェリチンという、貯蔵されている鉄の量をモニタリングしながら薬剤の投与量や期間を設定します。充分に鉄分が補充されれば治療を中断、中止することも可能です。消化器症状などの副作用が認められれば、薬剤の変更や投与法の調整を行います。
鉄分の不足以外にも貧血を来す原因は多数存在します。特に白血球や血小板の異常を伴う場合や急速に進行する場合には、血液疾患についての評価が必要です。
当院では血液検査により貧血の状態を30分から1時間程度で当日確認できます。また、血液内科専門医が在籍しており、鉄欠乏以外の血液疾患についても評価可能です。更なる精密検査や専門的治療が必要な場合には、対応可能な医療機関を紹介いたします。

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多血症について

多血症は血液中の赤血球が増加している状態です。頭痛やめまいなどの症状を認めることもありますが、健康診断で血液が濃いと指摘される無症状の方も多くいらっしゃいます。遺伝子異常による一次性の多血症 (骨髄増殖性腫瘍)と喫煙や睡眠時無呼吸症候群が原因となる二次性の多血症とがあります。特に前者は脳梗塞など血栓症との関連も指摘されており、早期に正確な診断とリスクに応じた治療を行う必要があります。また、後者では合併する生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群の管理が重要になります。
当院では診断に必要な遺伝子変異解析などの専門的検査や耳鼻科と共同で睡眠時無呼吸症候群の評価・治療も行えます。症状がある方はもちろん健康診断で異常を指摘された方もお気軽に受診ください。

こんな症状が見られたらご受診ください

  • 健診で血液の異常値を指摘された
  • 息切れしやすくなった
  • ちょっとした出血でもなかなか血が止まらない
  • 覚えのないあざや内出血ができやすい
  • 氷を食べてしまう
など