いびき・眠気・睡眠時無呼吸
検査のご予約やご相談:耳鼻咽喉科(当日順番受付) 生活習慣病・睡眠時無呼吸外来(予約)
特に耳鼻咽喉科では、鼻やのどの通りを専門的に拝見いたします。
検査の結果は、ご受診から約1ヶ月程度、原則的には耳鼻咽喉科の専門外来で、ご説明いたします。
検査について
「ご自宅で装着する簡易検査装置」での検査を導入しています。
小さなお子さまでも、モニターをご自宅で装着できれば検査可能です。
呼吸の状況や血液の酸素飽和度(酸素の値)を測定します。
- 就寝中のいびき
- お子さまでは、いびきや寝起きの悪さ、夜尿、開口呼吸(お口ぽかん)
- 就寝中の寝苦しさ、息苦しさ、寝汗
- 起床時の頭痛や疲労感
- 日中の眠気や倦怠感
- 多血症や高血圧ほか、内科のご病気を合併している、ほか。
上記のようなご症状の方は保険診療で検査可能です(検査代金として概ね3000円程度、ほか診療に伴い診察料や検査料を要します)。
診療の流れ
原因・治療
夜間の呼吸状態や血中酸素濃度・脈拍・呼吸の様子などを調べます。
低酸素や、呼吸状態の不良がある場合、「睡眠時無呼吸症候群」と診断される場合もあります。
無呼吸症候群には至っていない軽症の場合、「のどや気道(空気の通り道)の狭さ」がいびきの原因として大きくあげられます。
- 顎が小さく、寝ていると舌が落ちてきて気道(のどや空気の通り道)をふさぐ(舌根沈下)
- 加齢や体質的に、のどの筋肉がゆるみ、就寝中に気道が狭くなっていびき音が発生する
- 鼻呼吸の不良。鼻つまりやアレルギー性鼻炎、習慣的に口をあけてしまうなどで、正常の呼吸ができず、のどの通りが不良となる
- 扁桃やアデノイドなどのどの構造物が大きすぎる
ほか。
いずれも、のどが狭くいびき(狭窄音)の原因となりますし、完全に閉塞すると無呼吸を誘発します。原因は複数が絡む場合もあり特定が難しい場合もございます。
耳鼻咽喉科では、より専門的に、お鼻の通りやのどのご様子を検査し、治療の方針をご提案させて頂く場合もございます。
精密検査として、入院しての睡眠時の脳波と呼吸の検査などが、必要となる場合もあり、さらに高次の専門医療機関をご紹介させて頂く場合もございます。
睡眠時無呼吸症候群・CPAP
在宅での簡易検査や、精密検査などにより、1時間あたりの低呼吸や無呼吸の回数、体の酸素飽和度などが判明します。
重症度により、「睡眠時無呼吸症候群」と診断に至り、適応があれば保険適応での「CPAP療法」を開始できます。就寝中にマスクをつけ、空気でのどの閉塞を解除します。
「CPAP療法」医療機器を管理機構よりレンタルする形。月に1度の受診が原則必要です。3割負担の方で5000円程度の機械レンタル料(検査会社)込み、管理料や診察料となります(他の検査を行った場合は異なります)。
耳鼻科外来または、継続使用が可能となってきました方は、内科外来・生活習慣病外来でも承っております。
どうぞお気軽にご相談下さい。
なお、他院で半年以内に同上の検査を行っている場合は保険診療で承れない可能性がございます。また、ご自宅で行う精密検査として、脳波のモニターを装着して頂き、睡眠中のご様子を詳細に分析する「在宅PSG検査」が適応となる場合もあります。